自閉症児が最も居なくなりやすい 5

 引用先は、ラティーノ向けのウエブサイトなので、後半は、ラティーノの社会問題とからめての記事になっています。行方不明になった子を探すのに、警察の力を当然のように借りられる私たち日本の幸運。また、厳密なダイエットが情動の安定に有効であるって説、日本では、あまり一般的ではないようですよね。食事のみをターゲットにした極端な指導方法には、自閉症児に限らず問題ありと思います。
 自閉症児の「飛び出し、お出かけ」は、やはりというか、日本だけに特有のことではなく、世界共通なんだろうなと再認識されます。だって、アメリカの自閉症児の4人に一人が行方不明の経験があるのですから。ただ、もしかしたら、「飛び出し、お出かけ」は、その子の人生の一部で終わってしまうことが多いので、貴重な経験則が伝わり難いことがあるのかもしれません。
 そして何よりも、調査研究のハイライトの部分(2月20日の最後3行)。どうでしょうか。親御さんが、そして拙いですが私たちが経験した、数々の「飛び出し、お出かけ」の実例を、どう考え、どう活かしてゆくのか。個々の特殊事例で終わらせてはならないでしょう。